or [ ɔ:r ] (2020.01.12 / Y2EH護国寺)

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*** Let’s review! *** 2020/1/12

今回は、 or[ɔ:r]をやりましたね。

基本の R[ə:r] の応用の一例ですね。
【基本 R】とても大事です!しっかり身につけましょう。
1. 前⻭指1本分入るくらい開けます。
2. オペラを歌うように(笑)お腹から太く安定した“ア〜”を出します。この時少し⻑めに出してみてください。
最初から最後まで同じ音質で楽に出るようにしましょう。
3. 一旦声はストップし、舌の位置を練習します。口は開けたまま、舌の両端を上の⻭(真ん中より少し後ろ目安)に触るように引っ込めてみてください。
4. 3の状態で2の“ア〜”を出します。この時唇は少しアヒル口のように両端を寄せて口の形を安定させ発声を支えます。
5. 声を出すと体が自然に反応して舌が上向きになり(両端は奥⻭に付いています)
前から見るといわゆる巻き舌のように見えます。 これが口の中にホールのような空間を作りそこで r の音が響くわけです。
6. 注意して欲しいのは、このホールを作ろうとして無理やり巻き舌を作ったり、舌先に力を入れて尖ってしまったりしないことです。
力は基本的に舌の両端を上の⻭につけておく最小限の力しか入りません。あくまでも体の反応を利用した巻き舌状態です。
* 力み過ぎたり舌の位置が前すぎても奥すぎても出にくいので、位置をちょっと前後にずらしたりしながら調整してみてください。

or[ɔ:r]に戻ります。
この or[ɔ:r]、簡単に解説すると、基本の R の前に“オ”がつきます。“オ”から基本の R[ə:r]に繋げて発音します。
rの入った単語を練習すると、多くの人がrに意識を奪われ前後の音がつられて不完全な発音になりがちですが、前の音がしっかり発声出来ないと後ろに続く音もうまく出ないことが多いです。今回の場合は“オ”ですね。まずはこの“オ”を正しい発声でしっかり発音しましょ う。
coffee, call などのいわゆる楽に口を縦に開けた“オ”ですが、or の時は口の大きさはそんなに大きく開ける必要はありません。
前⻭指1本分しっかり開けて、唇は力を入れてギュッと締めないで下さい。口角を少し寄せる感じで軽くすぼめて下さい。
その口の形で舌を外さずに“オ”を発音したら、音(声)を切らずに舌を R の位置に移動します(基本のR)。
慣れるまではなかなかrの舌の位置が定まらなかったりしますが、焦らず地道に練習してくださいね。
喉を締めたり力を入れ過ぎたりしないように、肩の力を抜いて休み休み練習して下さい。

Hard work always pays off!

Yoshimi